ソフトバンク光の10Gとは？実測速度・エリア・料金を徹底解説

ソフトバンク光には、1Gプランと10Gプランがあり、普段からネットゲームや仕事上でインターネットを利用する場合、実際の速度の評判が良い10Gプランを選ぶ方が多いです。

ただ、10Gプランが全ての人におすすめというわけではありません。

そこで、この記事では、10Gプランがおすすめな人や契約する際の注意点などをまとめていきます。

他にも申し込み方法やキャンペーン、他社10Gとの比較なども解説しているため、ソフトバンク光の10Gを検討している方は最後までご覧ください。

ソフトバンク光の10Gプランとは？

ソフトバンク光の10ギガプランは、最大10 Gbpsの通信速度を提供する光回線サービスです。

実測速度や提供エリア、月額基本料金について解説しました。

実測速度は482.88Mbps｜最大10Gbpsの高速通信対応

ソフトバンク光の10ギガプランは、理論上の最大速度が10Gbpsとされています。

しかし実際の速度は、環境や機器によって変わるため、「実測でどれくらい出るのか？」が気になるところです。

以下は、ソフトバンク光の実測値です。

項目	ソフトバンク光	光回線の平均
平均Ping値	16.66ms	18.7ms
平均アップロード速度（上り）	413.9Mbps	521.5Mbps
平均ダウンロード速度（下り）	482.88Mbps	453.5Mbps

上りの数値のみ平均を下回る数値となっていますが、Ping値、下り速度の数値は、平均よりも良い数値です。

そして、1ギガプランとの比較も行いました。

項目	10ギガプラン	1ギガプラン
速度（理論値）	10Gbps	1Gbps
平均Ping値	22.53ms	15.73ms
平均アップロード速度	821.44Mbps	185.58Mbps
平均ダウンロード速度	1186.49Mbps	371.60Mbps

ソフトバンク光の1ギガと10ギガの違いを把握しておけば、どちらが自分にとっておすすめのプランなのかが見えてくるので、用途・目的や料金を見ながら選んでみてください。

提供エリアは全国｜フレッツ光クロス（10Gプラン）と同じ

ソフトバンク光の10ギガプランの提供エリアは、フレッツ光クロスと同じ全国対応しています（一部地域を除く）。

ソフトバンク光は、NTTの光回線網（フレッツ光）を利用した光コラボレーションサービスであるため対応エリアも基本的に同一です。

しかし、気をつけて欲しいことは対応エリアだからと言って、そこで必ずしも利用できるとは限りません。

必ず、お住まいの市町村が対応エリアになっているかどうかを確認しておきましょう。

こちらの手順を踏めば対応エリアになっているかどうかをまず把握することができます。

ただし注意点があり、提供エリアと出ても、以下のケースだと10ギガプランが利用できないので注意してください。

「対応エリアかどうか」と「建物条件は満たしているか」この両方を確認する必要があります。

特に、マンションなどの集合住宅にお住まいの方は管理会社などに問い合わせて必ず確認するようにしましょう。

月額基本料金は6,380円｜6ヶ月目まで0円になるキャンペーンも開催中

ソフトバンク光の10Gプランは、月額6,380円で提供されています。

これは1Gプラン5,720円（戸建の場合）よりもやや高めですが、その分、通信速度の速さや安定性があります。

料金プラン	戸建住宅	集合住宅
2年自動更新プラン（1G）	5,720円	4,180円
2年自動更新プラン（10G）	6,380円	6,380円

さらに現在、10Gのキャンペーンを利用すれば最大6ヵ月間、月額料金が無料になる特典が用意されています。

月額料金が6ヶ月間無料になるだけでなく、工事費が無料になったり、スマホセット割と併せて申し込むことによってお得に利用することもできます。

ソフトバンク光の10Gの実際の速度の評判を独自調査

ソフトバンク光の10ギガに対する世間の評価は、「速度が安定している」「大容量のファイルの処理がスムーズ」といった肯定的な声がある一方で、「ややコスパが悪い」「ルーターやLANケーブルが別途必要」などの否定的な声も見られました。

ここでは、実際の利用者の声をもとに、ソフトバンク光の10ギガプランの良かった点と悪かった点を紹介し、総合的な評価を行います。

Dさんの実測値と口コミ・評判

年代・性別	30代男性
実測値	下り：3.8Mbps
評価（5段階評価）	★★☆☆☆

Yさんの実測値と口コミ・評判

年代・性別	30代男性
実測値	下り：2.5Mbps
評価（5段階評価）	★★★★★

Nさんの実測値と口コミ・評判

年代・性別	30代男性
実測値	下り：820Mbps
評価（5段階評価）	★★★★★

今回行った独自アンケート調査では、比較的「とても満足」「満足」という回答をされた方が多く、「不満」「とても不満」と答えた方は全体の10%の割合でした。

ソフトバンク光の10Gと他社10Gを比較

10Gプランはソフトバンク光だけでなく、他社も提供しているサービスです。

現在10Gを提供している光回線の各社情報をまとめました。

	月額料金	割引キャンペーン	実測速度	工事費	提供エリア
ソフトバンク光	月額6,380円	・6ヶ月間月額0円 ・30,000円キャッシュバッグ ・工事費実質0円 ・解約金最大40,000円還元	平均Ping値：17.31ms 下り：約488.48Mbps 上り：約391.68Mbps	約28,600円	沖縄除く全国 ※建物設備による制限あり
ドコモ光	月額6,380円 ※タイプA	・6ヶ月間500円割引 ・プラン変更工事費無料	平均Ping値：20.85Ms 下り：約460.98Mbps 上り：約392.17Mbps	最大22,000円	全国対応 ※一部非対応エリアあり
auひかり	月額5,390円〜	・最大1年間合計10,296円割引 ・乗り換えスタートサポート ・auスマホ割	平均Ping：15.76ms 下り：約618.63Mbps 上り：約585.47Mbps	戸建て: 41,250円 集合住宅: 33,000円	関東地方 ※戸建のみ
NURO光	戸建て：5,700円 集合住宅：4,400円	・戸建：3ねん定額割 ・集合住宅2ねん定額割 ・U29応援割	平均Ping値：11.48ms 下り：約798.51Mbps 上り：約694.92Mbps	最大49,500円	提供エリア限定
フレッツ光クロス	月額5,720円＋プロバイダ料金	クロス月額割	平均Ping値：15.26ms 下り：約1470.15Mbps 上り：約1622.29Mbps	22,000円前後	一部地域のみ
ビッグローブ光	月額6,270円	・6ヶ月間月額0円 ・30,000円キャッシュバッグ ・工事費実質0円 ・解約金最大40,000円還元	平均Ping値：17.31ms 下り：約488.48Mbps 上り：約391.68Mbps	約28,600円	沖縄除く全国 ※建物設備による制限あり

また、「提供エリアの広さ」や「実測速度」、「月額料金」を比べて、どの回線が優れているのかまとめたものが以下の通りです。

光回線を選ぶ手順もまとめました。

以上の手順を踏めば自分に合った光回線を見つけやすくなります。

ソフトバンク光の10Gのキャンペーン

ソフトバンク光は、いくつものキャンペーンを実施しています。

実施キャンペーンの一覧が以下の通りです。

どのキャンペーンも2025年11月時点で行われているものとなっており、いつ終了するか不明なため、利用したいキャンペーンがある場合は、いち早く利用するのがおすすめです。

ソフトバンク光の10Gの注意点

ソフトバンク光の10ギガプランを申し込む前にいくつか注意しておきたいポイントをまとめます。

1ギガプランとは仕組みや機器が異なるため、知らずに契約すると「手続きが面倒だった」「費用がかかった」などと後悔することがあるので、以下の4つの点について解説します。

1Gから10Gへ切り替えする場合は新規契約になり工事が必要

現在ソフトバンク光の1ギガプランを利用している場合でも、10ギガプランへ変更するには新たに契約を結び直す必要があります。

プラン変更の扱いではなく、「1ギガプランを解約→10ギガプラン新規申込」という扱いになります。

そのため、回線工事が改めて必要になる場合も多く、建物の配線方式によっては導入ができなかったり、集合住宅の管理会社の許可が必要なるケースもあります。

申込時点でホームゲートウェイを必ずレンタルしないといけませんが、機器の接続や設定をしないと10ギガの光回線の利用することができません。

そして、開通工事を行うため、工事費用が基本的に26,400円発生し、開通日から2か月目以降に一括または分割で請求されます。

「切り替えだから工事費かからないだろう」と思う方が多いので注意してください。

そして大前提、申し込み前に自宅が10Gに対応しているかは必ず確認を行いましょう。

ホームゲートウェイは必ずレンタルしなければいけない

ソフトバンク光の10Gプランを利用するには、専用のホームゲートウェイが必要です。

ホームゲートウェイは、光回線をインターネットや光電話に接続するために必要なレンタル機器で、この機器は申込時に自動的に送付されます。

10ギガプランを申込するにあたって、このホームゲートウェイを使用する必要があり、通常の市販ルーターだけでは10ギガプランの通信性能を最大限に活かすことはできません。

設定も専用の手順があるため、そもそも光回線の接続作業が不慣れだと時間と手間がかかる作業になることに注意してください。

10Gに対応した機器を自分で用意する必要がある

いくら回線が10ギガに対応していても、接続する機器が対応していなければ、その通信速度を使用することができません。

有線と無線で用意する機器が変わり、有線利用の場合はLANケーブル、無線利用の場合はwi-fiルーターが必要です。

大前提、ギガプランの変更を行う場合、以下の3つを確認する必要があります。

ネット環境を整えることが不慣れな人にとっては難しい作業が必要であることを把握しておきましょう。

ソフトバンクは月額550円（税込）でルーターのレンタルも行っているので、接続やルーター選択に自信がなければレンタルすることをおすすめします。

利用できないオプションがある

10Gプランでは、1Gプランで利用できていた一部のオプションが使えないことがあります。

以下、利用できないオプションです。

また、建物の構造や配線方式によっては、もともと利用していたサービスが継続できないケースも生じます。

特にマンションやアパートに住んでいる方は、設備面などを管理会社やオーナーへの確認を入念に行う必要があります。

ソフトバンク光の10Gがおすすめな人

ソフトバンク光の10Gがおすすめな人は、以下の条件に当てはまる方です。

ソフトバンク光の10Gは、1Gの10倍の回線速度であることから、超高画質の動画もスムーズに視聴できます。

もちろん、オンラインゲームでのラグなども無くなるため、快適にプレイしたい方にはピッタリです。

また、家族がそれぞれの端末でネットに同時接続しても低速化しづらいため、個々で動画を視聴するような家庭にもおすすめです。

しかし、ソフトバンク光の10Gがおすすめではない人もいます。

おすすめできない人の条件が以下の通りです。

ウェブサイトの閲覧や標準画質の動画視聴で十分ならば、ソフトバンク光の10Gを導入したとしても、むしろ高上がりになってしまいます。

通常のネット利用で問題ないならば、ソフトバンク光の1Gプランで問題ありません。

ソフトバンク光の10Gを申し込む方法

ソフトバンク光10ギガプランの申し込み方法を画像付きで解説していきます。

以下の申込方法は、エヌズカンパニーから申し込みを行う場合になります。

申し込みから利用開始までは、以上の流れで行えば問題ありません。

また、Webからの申し込みの他に電話（0120-981-072）や店頭での申し込みも可能となっています。

ソフトバンク光の10Gに関するよくある質問

ソフトバンク光の10Gを検討している場合、気になることがいくつも出てくるはずです。

そこで、ソフトバンク光の10Gに関するよくある質問を紹介します。

ソフトバンク光の10Gと1Gの違いはなに？

ソフトバンク光の10Gと1Gの違いとしては、基本料金や契約期間など多岐に渡ります。

実際に違いを比較した表が以下の通りです。

大きな違いは、料金や通信速度となっており、快適さを求めるならば10Gがおすすめです。

また、10Gは全国対応ではなく、一部の都道府県は現在でも非対応です。

10Gが利用できない都道府県が以下の通りです。

以上の都道府県にお住まいの場合は、ソフトバンク光の1Gプランか他の光回線の10Gプランの利用を検討しましょう。

ソフトバンク光の10Gを利用する際にルーターを用意する必要はある？

ソフトバンク光の10Gをパソコンと有線で繋ぐ場合にのみルーターは不要ですが、スマホやタブレットなど無線で利用する場合はLANルーターが必要です。

もし、現在1Gを利用中で、無線LANルーターが手元にある状態だとしても10G非対応の場合は、そのスピードを利用することはできません。

そのため、新たに10G対応のルーターを用意する必要があるのですが、「ホームゲートウェイ（S）」をレンタルする場合はルーターの用意は必要ありません。

「ホームゲートウェイ（S）」は、月額550円（税込）でレンタルでき、Wi-Fi機能が内蔵されていることから、別途ルーターは不要となっています。

ソフトバンク光の10Gを利用する場合は、「ホームゲートウェイ（S）」をレンタルしましょう。

ソフトバンク光の10Gのまとめ

ソフトバンク光の10Gプランは、最大10Gbpsの高速通信なので、オンラインゲームやテレワークなど安定した速度が求められる環境を求める人にとって最適と言えます。

また、提供エリアはフレッツ光クロスと同様に全国対応しており、一部地域を除いて基本的にどこでも使える光回線なのでとても便利です。

他社の10Gプランと比較しても、提供エリアや、キャンペーンを考慮した全体のコスパ面でも十分に魅力があるため、選択肢の一つとして検討するのも良いでしょう。

ただし、契約時にはいくつかの注意点があり、1Gからの変更は新規契約扱いになる点や、10G対応の機器が必要になる点には留意しましょう。